鷲子山上神社 鳥居
丁度、鳥居の真ん中から、
茨城県・栃木県に分かれています。
鷲子山上神社略記
御祭神 天日鷲命
あめのひわしのみこと
相 殿 大己貴命 少彦名命
おおなむちのみこと すくなひこなのみこと
鷲子山は栃木 茨城の両県にまたがる海抜五百米の深山で老杉巨木が生い繁り貴重な植物があり数多い鳥獣の住む霊山であって四季おりおりの景観が美しく眺望の広大なところであります。
神社は大同2年(807)土地の人宝珠上人により創建されたもので産業の神 天日鷲命を勧請して製紙と殖産の守護神として鎮め奉り後に大己貴命(大黒様)と少彦名命(恵比寿様)を併せ祀りました。社殿はもと現在本宮の地 朝日嶽にありましたが後に今の地に移りました。
現在の御本殿は天文21年(1552)に建設されその後度々修復を加えたものであります。
例大祭 4月17日・7月16日
御縁日 旧暦10月16日・17日 昔からの御祭礼日で古式による有名な夜祭りが行われます。
創建以来あらたかなる御神威と民衆の厚い信仰により大いに栄え鎌倉幕府は社殿修理料を献じ徳川幕府は御朱印地二十石を寄進し除地 免税地百石を附する等多くの人々の尊信するところでありました。当今は亦多くの信者と共に四季の風光を求めて遠方よりの参詣が絶えません御参拝の各位は日本に残されている数少ない深山の霊気を吸い心願をこめて参詣されると共に社殿建造物と自然の保護にご協力下さるよう願うものであります。
平成14年11月吉日 鷲子山上神社社務所
看板より